国家を避ける人類史 クラストルの選択拒絶とゾミアの逃避拒絶の考究
商品説明
Print on Demand 四六判(12.8 x 2.16 x 18.8 cm) 293ページ 「国家」は人類にとって当然の姿なのでしょうか? 人類30万年の歴史のうち、国家が存在したのはわずか5,000~6,000年です。残りの95%以上、私たちの祖先は国家なしに生き、文化を育み、地球の隅々へと広がっていきました。 本書はその「沈黙した多数派」に光を当てます。アマゾンの密林に潜んだグアヤキ族は「文明を知らなかった」のではありません。植民地農場で何が起きているかを知ったうえで、自由な貧しさを選んだのです。ミャンマーの山岳民は徴税官が来るたびに山の上へ逃げました。中国西南部の苗族は漢王朝の拡大に合わせて奥地へ撤退しました。彼らは「未開」ではなく、国家を戦略的に「回避」していたのです。 フランスの人類学者ピエール・クラストルは、首長が命令できない社会の存在を発見しました。権力の集中を内側から防ぐ制度が文化に埋め込まれていたのです。アメリカの政治学者ジェームズ・C・スコットは、東南アジアの広大な山岳地帯「ゾミア」に生きた数千万の人々が、いかに巧みに国家の「読み取り可能化」を拒んできたかを解き明かしました。 税、徴兵、監視、記録――国家のコストを払わずに生きた人々の知恵は、デジタル監視が深化する現代にこそ、鋭く問いかけてきます。権威を笑い飛ばす文化、命令されない自由、身近な自治の実践。それは遠い過去の話ではありません。 「国家とは何か、そして誰が避けるのか」――その答えは、歴史の余白に生きた無数の人々の、名もなき選択の中にあります。 序章 国家とは何か、そして誰が避けるのか 第1章 ピエール・クラストルとは何者か 第2章 首長制の逆説――権力なき権威 第3章 国家に抗する社会 第4章 選択拒絶の論理 第5章 ジェームズ・C・スコットとゾミア 第6章 山岳民の戦略 第7章 逃避拒絶の構造 第8章 スコットの視界とその外側 第9章 選択拒絶と逃避拒絶――何が同じで何が違う 第10章 国家形成論の再考 第11章 人類史における非国家空間 第12章 近代国家とその圧力 第13章 21世紀の「国家を避ける人々」 第14章 国家なき社会は可能か 第15章 国家を問い直すために 終章 避けることの思想史的意味 いま、どこにいるのか 参考文献 THINKDAYS PUBLISHING
商品仕様
| 価格 | 1,900 JPYC |
|---|---|
| 決済方法 | JPYC(日本円ステーブルコイン)/ ガスレス決済 |
| カテゴリー | 書籍 |
| 在庫状況 | 在庫あり |
| 配送 | 配送あり(物理商品) |
| 対応ブロックチェーン | Polygon Mainnet、Ethereum Mainnet、Avalanche Mainnet、Kaia Mainnet |
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